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プロレス名勝負一日一話

ロスインゴ vs. 金剛 全面対抗戦観戦記

2023年1月21日(土)横浜アリーナ
WRESTLE KINGDOM IN YOKOHAMA ARENA

観戦して感じたことをダラダラ書いています。長文ですが、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。

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◆横浜アリーナ到着から前半戦までの印象

 15時30分に横浜アリーナに入る。今日の座席はアリーナBブロック6列20番。リングの対角線上に位置する座席だ。この位置だと6人、8人タッグマッチではコーナーに選手が待機しているとリング上の動きを見るのが難しい。その点ではロスインゴはよく考えていると思う。グラシアス!

 17時から第1試合開始。オープニングマッチは棚橋、矢野、小島、杉浦と丸藤、KENTA、エル・ファンタズモ、外道の8人タッグ。勿体無いなぁと思う。もっと技と気迫をぶつけ合えば白熱するのにと思う。残念だ。

 第2試合はデスペラードとYO-HEYのシングルマッチ。デスペラードが走って入場してくる姿が印象に残った。格上のように見せずに、早くアイツとやりてぇ、ぶん殴りてぇ!という気持ちが体から表現されている。こういう姿勢ってとっても大切だと感じた。

 第4試合、オカダ・カズチカ、真壁刀義 vs. 清宮海斗、稲村愛輝。試合が始まるまではそんなに期待をしていなかった対戦カードだ。きっと真壁がフォール負けを喫して、清宮は一年前に比べて成長したなという印象を残して終わると思っていたからだ。オカダはオカダで、清宮と同じレベルで見られたくないし、降りていって相手にしたくないというものが出ていた。

 清宮がオカダをどう振り向かせるか、どう怒らせるかと思って見ていたが、まさか背後からの顔面蹴りをするとは。僕の座席からは清宮、オカダの背中を見ることになった。それが却って、あの角度の蹴りはいかんだろう!それは卑怯だよ!と感じて、怒りが湧いてきた。

 GHCって卑怯者だ!と叫んでしまった。

 まさかオカダにしてもああいうやり方で清宮が仕掛けてくるとは思わなかっただろうし、プロレスラーとしての誇りを人一倍抱いているオカダだからこそ、清宮のやり方には腹を据えかねたのだろう。テメぇ、それは違うだろう!

 オカダが清宮を抱えて場外フェンス外の本部机に叩き落とした場面は、オカダの怒りを表現するのに充分すぎた。

 この試合内容と結果については賛否両論あるようだ。僕の中にも賛と否の両方がある。昭和の新日本プロレス、猪木の時代のように予測がつかない、予定調和にならないハプニングとヒリヒリ感、ざわざわ感を久しぶりに感じて嬉しかった、次はどうなるんだろうという期待感を抱けた。これが賛の部分だ。一方で、会場に足を運んだ観客のなかでオカダファン、清宮ファン、特にもしかしてこの観戦が一生に一度になるかもしれないファンだっていたはずだ。そして関東圏外から時間と交通費をかけてやってきた人がいるはずだ。その人たちにとって、この試合内容と結果は残念だったかもしれない。まさに「何しに俺はここにきたんだろう」という無力感、ガッカリ感を味わっただろう。

 全員に同じ満足を与えることができないのはプロレスでも他のサービスでも同じだ。これは難しい問題である。要するに、どんな観客に見て欲しいかということなのだろう。

◆ロスインゴ vs. 金剛 全面対抗戦

 この異様な空気のあとL・I・Jと金剛の全面対抗戦スタートがアナウンスされた。場内は一転して期待感で盛り上がった。今のファンたちのこの気持ちの切り替えの早さに少し驚き、少し呆れながらも観戦を続けた。

▽L・I・J vs. 金剛② 髙橋ヒロム vs. 大原はじめ
 大原のうまさ、実力を引き出せた試合だ。それだけヒロムの実力、器があったということ。でも、技をかけるたびに「覇王!」と叫ぶのは大原に対して失礼だと感じた。

▽L・I・J vs. 金剛③ SANADA vs. 征矢学
 シングル5番勝負の中でもっともじっくりとした展開になった。SANADAが負けるとは思わなかった。まさかだ。これからどうするのだろう。まだLIJにい続けるのだろうか。

▽L・I・J vs. 金剛④ 鷹木信悟 vs. 中嶋勝彦
 勝彦の蹴りの強さ、すごさを表現できるのは鷹木の頑丈な体が受け止めるからだろう。僕の中ではこの試合が5番勝負の中でもっともよかった。

▽L・I・J vs. 金剛⑤ 内藤哲也 vs. 拳王
 新日本プロレスのレベルの高さを目の当たりにした感があった。まず体の作り、大きさが全く違うと感じた。拳王もノアの中で戦っている分にはそれなりの体格のように見えるけれど、内藤と並ぶと全く大きさが違うと感じた。分厚さ、というか。

 この大会、AbemaでのPPV期間が終了したら、NJPW Worldで見れるようになるかなぁ。昨年の1・8と同様に見れるようになって欲しい。もう一度この5番勝負とオカダ・清宮の絡みは映像で確認したい。

 そしてもちろん、武藤敬司の引退試合の対戦相手の指名の場面も見てみたい。


by meishoubu | 2023-01-25 18:48 | 2023年(令和5年)
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陽の目を見ない試合でも語り継がれるべきだ。プロレスというものありき…。プロレスを後世に残そう。

by meishoubu
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