プロレスライフ日記 2025年9月第3週の前半2025年9月13日(土)
先週は、土日に香川県丸亀市にひとり旅に行きました。しかし、火曜日に、会社の同僚であり大切な人が緊急入院と手術、集中治療室に入るという、驚きと心配な出来事が起こり、プロレスには全く触れることはありませんでした。
仕事のパートナーがいない中、それでも彼女の闘いに比べれば、僕の忙しさなんてどおってことはない。 会社では、大変ですが頑張ってください、と言われましたが、僕が大変になることなんてどうでもいいこと。ただ、ただ、生きていてほしい、生きてほしい、その一念だけです。
この日、既読がつかなかった彼女宛のLINEに4日ぶりに既読マークがつき、その後、少しだけやりとりができました。ちょっとだけホッとしました。
彼女には、今は仕事の心配など考えず、ただ、生きることだけを思い続けてこれから一歩ずつ回復していってほしいです。
どれだけ時間がかかっても、待っています。
少しだけ気持ちに余白ができたので、何日かぶりにプロレス鑑賞をしてリラックスしたいと思いました。 先週、香川県丸亀市にいったことだし、同じ香川県の高松で行われた試合を思い出し、この試合を観ることにしました。サムライTVで13年前に放送されて録画していたものです。 1980年(昭和55年)5月30日 高松市民文化センター ▽第3回MSGリーグ戦 アントニオ猪木 vs. 藤波辰巳
一年前、同じ会場で予定されていた二人の対決は、藤波の足の故障で実現せず、待ちに待った両者の対戦というシチュエーション。
試合開始のゴングとともに両コーナーから飛び出し、組み合う二人。組み合いながら、相手の首、腕、バックを取ろうと動きが止まらない。めまぐるしいほどのスピード。
一発のローキックが鋭い、厳しい角度で放たれる。猪木の蹴りだけでなく、藤波のそれも同様だ。 現代のプロレスでこれだけ早い動きで、しかも基本をおそろかにしない闘いはなかなかお目にかからない。 純粋なプロレスリング ロープ越しにはなった猪木のぶっこぬきバックドロップがかっこよくて、説得力があった。今ならこのバックドロップで3カウントは入らないと思うけれど、試合の過程で見せるあらゆるものが、フィニッシュへの説得力と、観客の納得に繋がっていたのだと思う。 この3年後、猪木は同じ会場で、IWGPリーグ戦で前田明のチャレンジを迎え撃つことになる。 高松には師弟対決という伝統があるのだ。 いろいろあった一週間でした。
愛する人がいること、プロレスを観ることができること。すべて、当たり前という奇跡。 楽しいこと、悲しいこと、辛いこと、心配なこと、嬉しいこと。どれも、生きているからこそだ。
感謝を込めて。
2025年9月14日(日) ◆大谷翔平、ヨガ、スタバ〜プロレス観戦までの過ごし方 朝8時に起きる。休日でもこんなに遅くまで寝ていたのは久しぶりだ。昨日、少しホッとしたからかもしれない。 ハムエッグ、納豆、味噌汁、白ごはんの朝食。 10時からドジャースの試合をテレビで見ながらぼーっとする。大谷翔平のセンターへの特大ホームランを見た後、音声だけ聴きながらベッドでうたた寝をする。 12時30分からヨガのレッスンに行き、ゆったりと呼吸をして汗を流す。その後、スタバで日記を書いたり、新天町の本屋さんで藤沢周平「たそがれ清兵衛」の文庫本を買ったりする。
そして今日の目的地、アクロス福岡へ。プロレスリング・ノアの福岡大会を観戦するのだ。プロレス以外でもアクロス福岡には来たことがなくて、初のアクロスだ。
◆アクロス福岡での観戦ガイド(座席選びのポイント) 会場は地下二階のイベントホール。エスカレーターもあったけれど、大階段を歩いて降りていく。入場口でチケットをもぎってもらい、来場者プレゼントのクリアファイルをもらって中に入る。 ロビーの雰囲気から、今のノアへの期待感が伝わってくる。グッズを買い求める人たちの列が長くできている。藤田和之が今日のサイン会の担当のようだ。 今日の座席は南側南側15列30番。最後列の一番右端の席だ。後楽園ホールを一回り小さくしたような会場の作り、座席の配置だ。後楽園ホールでいうと、南側の最後列の一番右端に座っている感じだ。 最後列というのは、この会場ではもっともいいかもしれない。後ろの人の視界を気にせずに背伸びして観戦できるからだ。
アクロス福岡の階段席なので、ひな壇席だ。でも一段の高さが、人の頭の半分の高さなので、リングを見下ろして観戦するいちの席としては、前の人の頭が視界を妨げることになる。 今回は右端の席なので、前列席の人と人の頭の間からリングをみることができた。でも中央付近の座席だと、前の人とリングの位置が一直線なので、かなり見辛いのではないかと想像する。 ◆この大会で感じたことをいくつか。
稲葉大樹・・・征矢学は二人もいらない。「ジョーネツー!(情熱)」と試合中になんども叫ぶのは、試合展開のリズムを止めるし、そもそも征矢がやっているパフォーマンスなので、彼がやることはない。プロレスラーなのだから、同じユニットに所属していても、違う見せ方、自分らしさを出していってほしい。
晴斗希・・・「もらった〜」が口癖か。失礼ながら、嘘っぽいプロレスだと感じた。 拳王 ・・・ジャック・モリスとの試合を見ながら、プロレスを通して何を見せていきたいのかと思った。私自身が、彼のレベルに達していないので、理解が追いついていないのかもしれないが。フットスタンプというノーリスクなフィニッシュ技。ドキドキ、ハラハラしない。 ◆KENTAに希望をもらいました
![]() いろいろ書いてしまったけれど、KENTAが最後の最後、試合後のマイクでのメッセージ。この言葉が今の自分の気持ちに希望を与えてくれた。 メインイベントのKENTA vs. マサ北宮
まるで新日本プロレスのハウス・オブ・トーチャー介入の試合のような展開で、思わず「福岡をなめてんじゃねぇ!」と叫びそうになった。そしてフィニッシュはあっけなく唐突にスモールパッケージホールドでKENTAが勝利。見方によっては、クラシカルなプロレスの終わり方だった。 勝利し、入場ゲートに戻り姿を消すKENTA。観客が帰路につこうと立ち上がった時、KENTAが突如颯爽とリング上に戻ってきた。 「また必ず福岡に戻ってくるから!今日ここにきてくれたみんなも、元気でいてくれ、そして元気な姿でまたお会いしましょう!」 友人の回復を心から願い、祈っている状況で、KENTAの言葉が友人の言葉として聞こえてきた。運よくこのマイクでのメッセージシーンをスマホで動画撮影していたので、あとで友人にLINEで送った。
会場を後にし、地上に出て、地下鉄天神駅まで歩いていく。会場直結の地下通路を歩いても行けたけれど、いいものを見た後は、外の夜の空気を吸いながら歩いていきたい。 家に帰ると、友人からメールが届いていた。友人自身が大変で不安な日々を過ごしているだろうに、こちらの体調を気にしてくれている。優しい人だ。Nちゃん、ありがとう。
2025年9月15日(月)
◆夕暮れの海、奇跡の美しさ 世の中は祝日で休みの人が多いが、うちの会社は出社日だ。
5時に起きて、大相撲秋場所初日の全取組を見る。大関を狙う若隆景が完敗、黒星発進。横綱の豊昇龍はてっきり欠場すると思っていたので、出場していてびっくりした。二横綱は安泰。ここ一年くらいふらふらしていた大関の琴桜が今場所はすごいかもと思わせる相撲を取った。
7時すぎに博多駅オリエンタルホテルのスターバックスに入り、日記を書いてから会社に向かう。8時少し前にオフィスに入る。
12時ちょうどにオフィスを後にする。地下鉄に乗って、まっすぐ最寄駅に帰る。お弁当屋さんでジャンボ焼売を買って、スーパーで焼酎などを買って帰る。 いきなり昼呑みだ。少しストレスから解放されたいのかもしれない。飲んでからお昼寝をする。
久しぶりに、生の松原の海で日暮れ、サンセットを見たいと思った。日の入りは18時28分とのことだ。17時42分の電車に乗って、一駅隣の下山門駅で下車。そこから5分ほど歩いて海に出る。 日の入りまで30分以上時間があり、まだまだ西の空の太陽が眩しい。
水平線の彼方の上の雲、海を左右に行ったり来たりしている三角の帆のヨット、砂浜で遊ぶ子供達、一人釣りをしている男。
海にいると、時の流れはゆっくりゆったりなのに、気づくと時間が進んでいる。太陽が西の水平線に近づいている。夕日が沈む時は、波の音が際立つ。糸島方面からやってくる電車が下山門駅に向かって海岸線を走ってくるのが見える。
日が沈む3分前から、西の空と水平線と太陽を動画で撮る。1分ずつ。日が沈んでもそのまま一分間撮り続けた。日が沈んだ後の空の色は格別だ。
だいぶ暗くなりかけていたので、電車の時間もあるし、19時30分に海から駅に向かおうとした時、西の空へ振り向くと、奇跡のような美しさの空が広がっていた。アートだ。言葉では表現できない色、模様、美しさ。
◆ノアのプロレスラーのいいところ
家に戻り、少し遅い時間になったけれど、今日、熊本城ホールで開催されたプロレスリング・ノアの試合をレッスルユニバースで観戦。昨日、アクロス福岡で観戦し、KENTAの言葉に感じ入るものがあったりしたので、その余勢をかっての観戦だ。
マサ北宮とダガの試合が面白かった。面白かったというのは、なんだかマサ北宮が悪ぶっているのに、可愛さがあると気づいたからだ。隠せない人間性。チェアマン、いい奴だ。そのうち、会場人気が跳ね上がり、ブレイクする予感。この予感、当たるといいな。
ガレノは、マスクをかぶっていても、体を通して表情が伝わってくる選手だと思った。彼も可愛らしい、憎めない存在。
ノアにはいい奴が多い。 稲葉大樹のこの日は「ジョーネツー(情熱!)」という叫びをほぼ封印していた。いいじゃないか。時々、ウォーッと吠えることはあっても、ジョーネツーよりは全然いい。もっともっと対戦相手だけを見つめて、体、動き、佇まいだけで、彼の持っている「情熱」を表現していってほしい。いいぞ。 星取り争いの視点でいうと、藤田和之が遠藤哲哉に不覚を喫したことで、藤田、KENTA、清宮、遠藤の得点争いが楽しくなってきた。公式リーグ戦は残り3大会。注目試合だけはレッスルユニバースで観戦していきたいなと思う。
by meishoubu
| 2025-09-20 11:31
| プロレスライフ日記
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