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プロレス名勝負一日一話

プロレスライフ日記 2025年10月第2週の後半

2025年10月8日(水)

 

◆「有田哲平の日テレプロレス噺」を録画予約しに実家へ


朝5時に起きる。ご飯を研いで早炊きモード。その間にささみを茹で、ブロッコリーを蒸す。シャワーを浴びて、おにぎりをむすんで、お弁当を詰めて、6時30分に家を出る。


夜中に雨が降っていたようで、今朝は曇り空。姪浜駅舎を写して、のりちゃんに送る。

 

7時10分に博多駅に到着。モスバーガーに入り、モーニングドッグとコーヒーのセット、440円。日記を書き、noteを更新してからオフィスに向かう。8時50分にオフィスに入る。


今日は少し集中力を高めて一日を過ごし、18時にオフィスを後にする。

 

G+で「有田哲平の日テレプロレス噺」を録画したいがために再加入したのに、肝心の先週末に実家に行かず、録画予約をしていなかった。放送が今日の22時から。迷ったけれど、プロレスへの情熱だ、と思い直し、実家に行くことにする。

 

今日発売(配信)された週刊プロレスに、このイベントで放送された試合が紹介されているのを見たら、これは録画せんといかん!と思ったのである。

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天龍革命開始後、初めての鶴田と天龍の一騎打ち(市販DVDにもG+での放送もなかった)、日米レスリングサミットでの天龍とサベージの一騎打ち。これは手元に残しておきたい。(あとで確認すると、天龍 vs. サベージはこの放送では収録なし。残念!)

 

実家で録画予約をしてから、家に戻ってきたのは22時すぎ。

 

◆往年の「プロレスラー」らしい説得力ありすぎの体躯 


何かプロレスを見たいけれど、今夜はあまり集中力を使って見る気にはならない。かといって、闘いのないプロレスや、プロレスと称したお笑い、コントは見たくない。


DVD(Blu-ray)ファイルブックをパラパラとめくって探す。こういう時は、昭和の全日本プロレスに心惹かれる。探していくと、日本プロレス時代のジャイアント馬場の試合があったので、収録内容を確認してみた。


その中から、フリッツ・フォン・エリックとの試合を選んで再生する。

 

 1966年(昭和41年)12月3日 日本武道館

 ▽インターナショナル選手権

  ジャイアント馬場 vs. フリッツ・フォン・エリック


「テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」という本が面白かったのだが、その序盤に、この試合の見所を的確に視聴者に届けたいというテレビ制作サイドの工夫が書かれていたのが印象に残っている。

 

特にカメラアングルの工夫だ。エリックの鉄の爪(アイアンクロー)が馬場の顔面を捉えるまでの攻防とそのスリルをいかに臨場感をもって伝えるか。

 

なので、そういう視点も持ってこの試合を鑑賞した。初鑑賞だ。


ジャイアント馬場は「世界の馬場」にふさわしい貫禄だ。腕組みしてリング中央で堂々と仁王立ちし、エリックを見据える。エリックはその分厚い体躯、太い足腰で、荒馬と猛牛がミックスされたような体つき。それに気性が激しい。

 

馬場を蹴り上げるキック、ストンピングはそれだけで必殺技というくらいの破壊力。それが伝わってくる。

 

馬場の十六文キックは、晩年の足を上げるだけのものしか知らなかったけれど、この試合では、蝶野正洋のように、膝を曲げた状態から思いっきりかかとを相手の顔面にぶち抜くように貫くスタイル。これを食らったらたまらない。

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◆必殺技を巡るシンプルかつスリリングなプロレス


1本目はその十六文キックが炸裂して、早々と馬場が先制。しかし、フォールをとった馬場が安心したその瞬間、鉄の爪が下から馬場の顔面を捉える。不気味なシーンだった。


2本目はその流れでエリックがとる。


3本目はエキサイトしたエリックがレフェリーに暴行を加えての反則負けになり、あ〜あ!という感じだった。


それにしても馬場の十六文ケンカキック、エリックのアイアンクローというシンプルな必殺技の攻防だけで楽しめる試合だったと思う。


それは両者のしっかりとした体つき(まさにプロレスラー!)、パワー、そしてキャラクターが備わった上での試合だったからだろう。


今日もいいものを見ることができた。

 

 

2025年10月9日(木)

 

◆仕事帰りに映画を観に行く

 

18時過ぎにオフィスを後にする。地下鉄に乗って天神へ。KBCシネマに向かう。19時5分から「キムズビデオ」という映画を見る。

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ニューヨークのキムさんが世界40以上の国から取り寄せたVHSテープの映画、55000本を扱っていたレンタルビデオ屋さんも時代の流れから閉業。保有していたビデオテープをイタリアのなんとかという街に寄贈するも、そこでは活用されておらず、劣悪な環境下に放置されている。それを知ったキムズビデオ信者が奪回に力を尽くすというストーリー。


ビデオテープを持ち出す場面は、アランドロン主演の「地下室のメロディ」へのオマージュか。

 

仕事帰りで目の疲れもあって、かなりうとうと、意識を飛ばしながら見ていたけれど、思い出すと、味のある面白さだったと思う。また見る機会がくれば。


20時35分に終映。まっすぐ家に帰る。

 

うちの隣のマックスバリュで鶏せせり肉、焼きそば、ビールを買って帰る。キャベツとせせりを炒めて、塩とめんつゆで味付け。そして焼きそばを作って食べる。

 

◆日本プロレス時代の猪木の試合を観る


今日もプロレスを見ようと、昨日の流れから、日本プロレス時代のものを探した。ジャイアント馬場の試合を見ようと録画Blu-rayの収録内容を見ると、なんと、アントニオ猪木とクリス・マルコフの試合が収録されているのを見つけた。

 

1969年5月16日 東京体育館

▽ワールド大リーグ戦 優勝決定トーナメント

 アントニオ猪木 vs. クリス・マルコフ


1969年5月のワールドリーグ戦で猪木が初優勝を決めた試合だ。プロレススーパースター烈伝では、カール・ゴッチ直伝の卍固めを初公開して、ライバルの馬場に実績でも肩を並べたエピソードとして描かれていた。

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仕事の後、映画館で映画を見た後、お腹いっぱいになってから見たので、途中、なんども寝落ちしそうになってしまった。


卍固めに入る場面では、アナウンサーの声で目を覚まして、早戻しをしてしまったくらいだ。


クリス・マルコフは今見るとかなり雑なレスラー、つまり、荒くれなパワー型のラフファイターだ。それに加えて、巧みに栓抜きのような狂気をショートタイツに隠して、レフェリーのブラインドをついてそれを使うといういやらしさ。


タイガー・ジェット・シンより前にこんな攻撃をしていたのかと思った。

 

ラフファイトと凶器攻撃を受けて、猪木は大流血。ここまで流血する猪木の試合は生涯で数える程ではないか。顔面真っ赤で、令和の地上波テレビでは放送禁止レベルだ。

 

正攻法の猪木とダーティ&ラフなマルコフだから好勝負になったのだろう。猪木が優勝した瞬間に見せた喜びがよかった。両手を高々と上げてガッツポーズ!やったぞ!という思い。

 

 

2025年10月9日(金) 1987年プロレス大賞ベストバウトが自宅で発掘された

 

日の出時刻が少しずつ、確実に遅くなってきている。今朝は6時30分過ぎに太陽が昇りはじめた。朝日のエネルギーは強烈だ。まっすぐ力強く射抜いてくる。

 

7時に博多駅に到着。オリエントホテルのスターバックスに入り、ラジオビジネス英語とエンジョイ・シンプル・イングリッシュを聴く。エンジョイではココ・シャネルについてのショートストーリーだった。うちにココの伝記があるし、映画も見たくなった。

 

18時まで仕事して家に帰る。

 

ここ2、3日は昭和の日本プロレスでの力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木の試合映像を見てきた。その流れで、今日もその系譜を受け継いだプロレスを見たい気分だった。

 

 VHSテープからダビングしていたBlu-rayの中に、


 1987年 鶴龍対決

 ’87世界最強タッグ決定リーグ戦


と書いてあるディスクを見つけた。


再生してみると、天龍革命開始後の鶴田と天龍のシングルマッチ、第1戦と第2戦が収められていた。特に第1戦は市販DVDでもG+放送でもなかったので、もう観ることができないと思っていたのだ。


それが手元にあったなんて。「灯台下暗し」だ。

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鶴龍対決の第1戦は1987年のプロレス大賞ベストバウトに選ばれた試合。試合は意外な終わり方というか、あぁ〜あ、、、という感じに思えたけれど。

 

三沢革命での鶴田と三沢の第1戦のような観客の熱狂を想像していただけに、両者の入場シーンから試合中にかけての観客の反応は意外と落ち着いていたように感じた。天龍革命スタート時は、ファンもまだ戸惑っていたのかもしれない。

 

でも今日はこの試合を発掘できたことで満足なのだ。

 

このBlu-rayには、ハンセンとブロディの最初で最後の対決も収録されていたのだった。


by meishoubu | 2025-10-11 09:22 | プロレスライフ日記
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陽の目を見ない試合でも語り継がれるべきだ。プロレスというものありき…。プロレスを後世に残そう。
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